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県議会一般質問(平成27年3月愛媛県議会定例会本会議)


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県議会一般質問(質問内容)
[愛媛県議会定例会本議会・平成27年3月]






















【質問1:地方創生に向けた企業誘致の取組みを、どのように展開していくのか。】

 自民党の徳永繁樹です。早速、質問に入ります。

 現在、安倍政権の下、地方創生に向けた取組みが進められており、昨年末には「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が決定され、いよいよ具体的な取組みが本格的に動き出そうとしています。「地方創生」とは、地域を活性化し、地方の人口減少に歯止めをかけようとするものであり、取組みの主役は、国ではなく、私ども地方であります。
 本県では、少子化対策として開始された結婚支援事業が成果を上げていると伺っており、今後も、こうした取組みや充実した子育て支援などを通じて、引き続き出生数の向上に努めていただきたいと思います。
 さて、地方の人口減少について、少子化による人口の自然減以上に、私が問題と感じていますのが、人口の社会減すなわち人口の流出であります。2014年「人口移動報告」によりますと、東京圏への転入超過者の数は3年連続で増加し、東京一極集中が加速している実態が浮き彫りとなる一方で、愛媛県は全国で13番目に多い3,512の転出超過となっており、県人口が全国26位であることを考えますと、本県の人口流出の深刻さがお分かりいただけると思います。
 加えて、流出する人の多くが、地域の未来を担う若い世代であるという事実も深刻であり、私どもは危機感を持って、この問題を向き合わなければならないと考えるのであります。
 こうした人口流出に歯止めをかけるため、今、取り組まなければならないことは何か。これこそが地方創生の要諦でもありますが、私は、若者にとって魅力のある働く場を地域に創出することこそが最も重要であると考えており、そのためには、県内企業の事業活動を活性化させることはもちろんでありますが、地域経済に新風をもたらす企業を新たに誘致することに、より一層力を入れていくべきであると思うのであります。
 しかしながら、本県は立地条件面において、地理的・地形的ハンディがあり、大消費地に近く、交通利便性に優れ、大規模工業団地が整備されている地域との競争に打ち勝つためには、他県にはない、斬新かつ大胆な誘致手法を積極的に展開していく必要があり、地方創生に向け、過去の施策の延長や焼き直しではなく、これまでとは一味もふた味も違う取組みが求められていると強く感じています。
 このような中にあって、昨年10月に宇和島市への立地が決定した、岡山市の高級和菓子メーカー源吉兆庵については、安全・安心な国産果実の安定確保を指向していた同社の実情に着目し、良質で多彩な産物を一つの地域で提供できる特性を活かして、宇和島圏域での新しい事業を提案するとともに、まさに、これまでにない「複数市町の広域連携による働き掛け」を粘り強く続けた結果、誘致に成功したものであります。1次産業である農業と2次産業である製造業の組合せによる農業の振興と地域雇用が同時に図られる、実に先駆的な取組みであると理解しており、同社の誘致で培った手法・ノウハウを、是非、今後の企業誘致に生かし、若者に魅力のある働く場を創出していただきたいのであります。
見事に地域資源を掘り起こした、この地方創生の極意ともいうべき取組みの根幹には、地域振興を願い誘致に携わった、知事をはじめとする担当者の皆さんの熱い熱い情熱と、血のにじむような努力があったことは想像に難くありません。過去の延長線上に故郷の未来はありません。改めて、時代のニ-ズに即応した県や市町等の関係者の皆さんに敬意を表するものであります。


 そこで、お伺いします。
 この源吉兆庵の誘致をベースとした、地方創生に向けた企業誘致の取組みを、今後どのように展開していかれるのか、県のご所見をお聞かせ願いたいのであります。



【質問2(1):今後、人口減少問題にどのように取り組んでいくのか。】


 次に、瀬戸内しまのわ2014のフォロ-アップと、サイクリングしまなみを契機としたサイクリングを切り口とした観光振興についてお伺いします。
 昨年、愛媛県と広島県が共同開催した、瀬戸内しまのわ2014とそのフィナーレを飾った、サイクリングしまなみには、国内はもとより、海外からも多くの方々に参加をいただいたことはご案内の通りであります。しまのわ開幕直後には、小説「村上海賊の娘」が本屋大賞を受賞したことも相まって、村上水軍博物館の来館者が倍増するなど、しまなみ沿線を中心に活況を呈したほか、開催期間中、県内では約51万人もの観光客が増加し、大いに賑わいを創出したところです。また、その経済波及効果は、両県で約197億円であったと聞いておりますが、約7か月にわたり、本当に多くの方々に瀬戸内を訪れていただいたことで、「しまのわ」というキーワードが一つのブランドとして、圏域のイメージ形成に大きく貢献したのではないかと考えるのであります。
 今回のイベントの主役は、言うまでもなく、地域で活動するグループや団体の皆さんであり、今後の取り組み、フォロ-アップが大変重要となってまいります。幸いなことに、民間企画イベントに関わった皆さんからは、交流を通して、地域外の方々との絆が深まったことや、地元の魅力を再発見したことから、今後とも広島県と広域的な連携を図りたい、来年も事業を継続したいといった意見が出されており、この地域を越えた大きな輪のつながりという地域活性化の流れを、是非とも、後押ししていただきたいと強く願うものであります。

【質問2(2):サイクリングしまなみの総括はどうか。また、次回開催に向け、課題も含めてどう取り組んでいくのか。】


 一方、サイクリングしまなみには、国内は46都道府県、海外からは台湾や中国、インドネシアなど、アジアを中心に31の国・地域から7,281名にものぼるサイクリストにご参加いただきました。名実ともに日本最大規模の国際サイクリング大会になったと言えるのではないでしょうか。
 風光明媚な瀬戸内の風景や美味しい特産物、そして、地元の方々の心のこもったおもてなしを満喫していただくとともに、その様子は数多くのメディアに大きく取り上げられ、しまなみ海道をサイクリングの聖地として、国内外に大きく情報発信できたものと考えています。また折しも、このしまなみ海道は、アメリカ大手メディアCNNが選定する「世界で最も素晴らしい7大サイクリングコース」の1つに選ばれたことに加え、「サイクリングしまなみ」の開催に合わせて、同じく世界的に有名なサイクリングコースである台湾日月潭との姉妹協定の調印を行うなど、今まさに、魅力あふれるサイクリングコースとして世界的に注目されはじめております。
 私自身も、今治から大三島を経由する111キロの最長コースにエントリ-し、アップダウンのある難コースではありましたが、「徳永さん、頑張って!」という沿道の奇特な皆さんからのご声援をいただく中、さながら後援会活動のような趣に助けられ、苦しいながらも楽しく、制限時間一分前に無事、ゴールすることができました。当日は、一昨年のプレ大会とは異なり、絶好のサイクリング日和であったことに加え、多様なコース設定であるにも関わらず、それぞれのエイドステーションやゴール地点での地元の方々の丁寧で心温まるおもてなしが、多くのサイクリストを魅了したとの声に接し、地元の一人として大変誇らしく、またありがたく感じたところであります。


 そこで、二点お伺いします。
 まず、第一点は、「瀬戸内しまのわ2014」の成果と課題をどのように検証されておられるのか、特に、今治圏域で開催された吉海バラ公園での瀬戸の花嫁、ご当地フェスティバルやしまなみ歌舞伎といったこれまでにはなかった地域振興イベントが大変好評であり、これらを活かした次の一手を打ち出す好機と感じておりますが、開催期間中に実施されたイベントや地域住民の取組みが継続できるようなフォローアップをどう展開していかれるのか、県のお考えをお聞かせいただきたいのであります。
 二点目は、「サイクリングしまなみ」の次回開催についてであります。国際サイクリング大会は、国内最大の大会として成功裏に終わり、地元を問わず、継続開催を望む声が圧倒的です。当然、継続にあたっては、今回のような大規模な大会を毎年開催することは難しいと思いますし、乗り越えなければならない様々な障壁があるとも考えています。しかしながら、今大会のインパクトが忘れ去られる前に、また、その余韻が冷めやらぬうちに、プレ大会的な位置づけとなる中規模な大会を開催するということも必要ではないかと考えるのであります。
 県におかれましては、サイクリングしまなみをどのように総括され、また、次回開催に向けて、今後どう取り組んでいかれるのか、その課題も含め、ご見解を明らかにされたいのであります。



【質問3:今治小松自動車道の進捗状況と整備促進に向けた取り組みはどうか。】


 次は、今治小松自動車道の整備促進についてであります。
 今月22日、島根県松江市と広島県尾道市を結ぶ「中国横断自動車道 尾道松江線」、通称・中国やまなみ街道が全線開通すると伺っております。中国山地の穏やかな稜線(りょうせん)をイメージしたこの山の道と、海の道「瀬戸内しまなみ海道」がつながることにより、新しいルートとして、「南北軸」が誕生し、観光や物流などをはじめ、様々な活用方法が生まれてくるのではと、大いに期待をしているところであります。
 もともと、中国やまなみ街道は、瀬戸内海の多島美や豊かな自然に恵まれた「瀬戸内しまなみ海道」との一体感も狙って名づけられたとも聞いており、知事におかれては、島根の「出雲大社」、広島の「厳島神社」、そして愛媛の「大山祇神社」に注目され、『3社巡り』と称する新たな観光ルートの提案に加え、中国地方の最高峰である「大山」と四国最高峰の「石鎚山」を結び付けてのトレッキングの連携など、地域の魅力を点から線へとつなぎ合わせる非常に興味深い、夢のあるアイデアを披歴されているとも聞き及んでおります。
 このような中にあって、四国側に目を転じてみますと、この「南北軸」である「瀬戸内しまなみ海道」と「四国8の字ネットワーク」を繋ぐ「今治小松自動車道」が一部未整備の状況であり、中国やまなみ街道が全線開通した際には、日本海から瀬戸内海を介して太平洋に至るルート上で、唯一・最後のミッシングリンクとして残されてしまうことになり、一刻も早い完成が望まれています。
 今治小松自動車道の未整備部分である「今治道路」が開通することになれば、南北軸の高速道路ネットワークが太くて強い線で結ばれ、交流の促進や、観光振興、物流など、地域の活性化にも大きく寄与する社会基盤が形成されることになります。また、南海トラフ巨大地震などの大規模災害時には、中・四国地域の広域的な救援・救護を支える「命の道」となり、防災・減災においても重要な役割を果たすことは言うまでもありません。
 加えて、今治圏域は、まさに中・四国地域の「へそ」に位置しており、今治小松自動車道のミッシングリンクが解消できれば、「ひと・もの・かね」が集まる新たな拠点ともなり得るのではないかと考えるのであります。実際、九州では、高速道路のクロスポイントであり、今治市同様の新都市事業を抱えていた鳥栖市が、物流はもとより、人と情報の集まる拠点として機能しており、道路整備が地域の発展や活性化に欠かせないことを実証してもおります。
 これらのことからも、今治小松自動車道のミッシングリンクの解消は、本県のみならず瀬戸内海沿岸、さらには、日本海から太平洋までの中・四国地域全体にとっても喫緊の課題であることは、自明の事実だと確信しています。

 今治小松自動車道「今治道路」の進捗状況と、整備促進に向けた今後の取り組みはどうか、お聞かせ下さい。



【質問4:岩城橋の進捗状況と今後の取組みはどうか。】


 続きまして、上島架橋事業の進捗状況と今後の取り組みについてもお尋ね致します。
 海上交通に頼らざるを得ない離島地域にとって、離島架橋とは、日常交通の不便さの解消や、医療、福祉、消防等の行政サービスの地域間格差を解消することはもちろんのこと、地場産業の振興、観光等の地域活性化に大きく貢献するものであり、なくてはならないハード整備であります。
 特に、全国的にも稀な離島同士の4町村が合併した自治体である上島町においての上島架橋は、現在の「上島架橋促進協議会」の前身となる「上島諸島総合開発協議会」が結成された昭和44年以来の島民の悲願であり、その完成が待ち望まれているのは言うまでもありません。
 本県にて、現在推進されている上島架橋事業におきましては、平成8年3月、佐島と弓削島を結ぶ「弓削大橋」が開通し、平成23年2月には生名島と佐島を結ぶ「生名橋」が開通したところであり、合併後整備された生名橋においては、開通前の想定と比べ約3倍の車両の通行利用が確認されており、島同士の交流の拡大や地域住民の利便性は、飛躍的に向上していると実感しています。
 最後に残っております岩城島と生名島を結ぶ「岩城橋」につきましても、平成25年度から国の補助事業として本格的に建設に着手していただいており、完成後には、岩城、生名、佐島、弓削の4島が繋がることにより、離島同士が合併した上島町が文字どおり一体となり、これまで見えにくかった、各島の施設の有効利用や災害・救急活動の迅速化などといった合併のメリットも最大限に活かせることとなります。
 こうした中、上島町においては、まだ見ぬ夢の架け橋に想いを馳せ、県民に愛され親しまれるようにと、上島架橋を含む県道岩城弓削線の愛称を募集した結果、「ゆめしま海道」と命名され、瀬戸内しまのわ2014オープニングイベントにおきましても、大きく発表されており、岩城橋完成後には、「しまなみ海道」、広島県安芸灘の「とびしま海道」と併せ、瀬戸内3海道として、地域活性化の起爆剤となり、地方創生にも大きく寄与するものと期待するものであります。
 知事におかれましては、第二ステ-ジの公約におきまして、上島架橋の平成33年度の完成を掲げられており、上島町の皆さんは期待に胸を膨らませるとともに、しまのわがもたらした、新たな気づきである人の輪という無限の可能性を確固たるものとする岩城橋の早期完成を待ち望んでいます。
橋で繋がったのは、物理的な面だけではありません。橋には、四つの家族が一つになった町民の心と心を繋げるという波及効果もあるのだと強く感じています。そして、私も、この夢の架け橋の完成を願ってやまない一人であることを、改めて申し上げるのであります。

 そこで、お伺い致します。
 上島架橋の岩城橋の進捗状況と今後の取組みについてお聞かせ願いたいのであります。



【質問5:医療圏域ごとの課題をどう認識し、どのような考え方で愛媛地域医療ビジョンを策定するのか。】


 次に、愛媛地域医療ビジョンの策定についてお伺いします。
 ご案内のとおり、我が国は、高齢化の著しい進展に伴って、世界一の長寿国の地位を築き上げ、人生80年、さらには90年という長寿の時代を迎えております。総務省が昨年4月に発表した人口推計によれば、平成25年10月1日時点での65歳以上人口の割合が、ついに25%を超え、初めて4人に1人が65歳以上となったほか、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2025年には総人口に占める75歳以上の割合が約18%になるとも指摘されております。
 本県におきましても、65歳以上の高齢者人口は、平成25年の時点で約28.8%、今治地域においては、既に約30.4%にもなっており、県民人口の約3分の1が高齢者という状況にあり、今後は、将来にわたって県民の一人ひとりが健康で生きがいを持ち、安心して生涯を過ごすことができるよう、幸せで明るい長寿社会を築き上げていくことが、喫緊の課題となっています。
 しかしながら現在、高齢化に伴い慢性疾患を持った患者が急増しつつあり、医療需要が増加するだけではなく、疾病構造も変化し、求められる医療の形も変化する中、限られた医療資源を有効に活用し、より質の高い医療を提供していくためには、医療機能の分化・連携を強力に推進し、医療と介護が連携した地域包括ケアシステムを構築することが不可欠であると同時に、今後の地域医療は「病院完結型」から「地域完結型」にシフトさせることが非常に重要であると考えております。
 このような中、昨年6月、急性期の医療から在宅医療・介護までの一連のサービスを、地域において総合的に確保することを目的とした「地域医療介護総合確保推進法」が成立し、団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据えて、急性期から回復期、在宅医療まで、患者の状態に見合った医療を受けることができるよう、県が、二次医療圏毎に、医療需要や目指すべき医療提供体制などを盛り込んだ「地域医療構想(ビジョン)」を策定することが義務付けられております。
 この地域医療ビジョンは、国のガイドラインに沿って策定されることと理解しておりますが、地域によっては人口動態や医療需要のピークの時期が異なることや、医療資源に差があることなどから、ガイドラインに基づく一方的な病床削減案が押しつけられるのではないか、と危惧する声をよく耳にしており、ビジョン策定にあたっては、医療に加え、介護関係者や地域住民、行政などの関係者が一体となって、医療現場の実態や生の声を十分にくみ取り、反映させていくことが極めて重要ではないかと考えるのであります。
 また、今治圏域においては、救急医療体制の維持が最優先の課題となっており、中でも深刻な19の有人離島の救急医療では、過疎化と並行して地域医療の衰退も進んでいることから、次年度から導入に向けての検討が始まるドクターヘリの運航などが待たれている状況にあることも付言させていただきます。

 そこで、お伺いを致します。
 知事の公約には、国に先駆けて全県的な地域医療ビジョンを策定することを掲げておられますが、今治圏域や他の医療圏域について、それぞれの課題をどのように認識し、どのような考え方で愛媛地域医療ビジョンを策定しようとしているのか、併せて、今後の策定スケジュールについても明らかにしていただきたいのであります。



【質問6:今治病院の機能強化に向け、運営体制づくりにどう取り組むのか。】


 最後に、今治病院の機能強化に向けた取組みについてもお尋ね致します。
 昨年の6月県議会におきまして、私は、圏域の中核病院である今治病院が、医師や看護師の不足により、医療スタッフの疲弊が増大し、地域の医療体制の崩壊につながる恐れがあることを危惧している旨、訴えをさせていただきました。
 このうち、医師不足につきましては、「地域医療医師確保奨学金制度」、いわゆる地域枠と呼ばれる、地域に根ざした医師を育成する奨学金制度が設けられ、愛媛大学医学部の入学定員の増加に取り組まれるなど、地域の医師不足解消に向けてご注力いただいており、この制度による初年度の卒業生が、研修期間を終了する平成30年ころから、県内の病院等に配置されると伺っており、大いに期待しているところです。
 一方、看護師につきましては、7対1看護体制の導入に伴い、全国的な看護師不足が生じ、県立病院においても、平成25年度の採用では応募が少なく、2度の追加募集を行ったにもかかわらず、必要人数の確保に至らなかったと聞き及んでおりまして、今後の人口減少社会の進展に伴う若年労働者の不足や、一層の高齢化に伴う介護・医療ニーズの拡大などの社会的要因から、看護師の確保には非常に不安を覚えています。
 さて今治病院は、前回の質問でも申し上げましたように、救急医療や周産期医療などに加え、圏域の急性期医療を担う、なくてはならない中核病院であると認識しております。また、昨年8月の我が党主催の知事との意見交換の場においても、今治市から「今治病院は、地域で危機的な状況にある二次救急医療の担い手であり、圏域で唯一の災害拠点病院であることなどから、今治病院が良質な医療を提供できることが、市民の安心・安全を守っていくうえで極めて重要な要素である。ついては、今治病院の将来あるべき姿や建て替えを早急に検討していただきたい」との要望があるなど、地域の期待は非常に大きなものがあります。
 このような状況の中、知事が公約に「救急医療や災害医療など医療の充実を図るため、県立病院の機能強化をはじめとした医療提供体制づくりを進める」と掲げられたことは、誠に時宜を得たものであり、今治病院の機能強化に向けて、確かな一歩を踏み出していただいたことに感謝申し上げる次第であります。もちろん、具体的な対応はこれからであり、病院の機能強化のためには、医師、看護師をはじめとした医療スタッフの充実はもとより、高度医療機器の充実など、急性期医療を支えられる運営体制の整備が極めて重要になると考えておりまして、県におかれましては、将来の今治病院のあるべき姿を検討される中で、その果たすべき役割や強みを今一度見つめ直していただき、県民の安心の礎である安定した医療提供体制をしっかりと確立していただくことを切に願うものであります。

 そこで、お伺いを致します。 今治病院の機能強化に向けた運営体制づくりについて、今後どのような取り組みをしようとしているのか、ご所見をお聞かせ願いたいのであります。


 終わりに、一言申し上げます。
 国の借金が1,000兆円を超え、国家財政がレッドゾ-ンの入り口に立たされている今、日本を取り巻く環境に新たな要因が生まれ、人々の意識に変化が生じ始めています。それは、東日本大震災による防災・減災の意識であり、少子高齢化の進行による人口減少問題など、「過去の延長線上に、この国の未来はない」という危機感です。
 今こそ、私ども地方は、地方創生を掲げる政府与党と一体となり、自主・自立・自考という意思をより強め、時代に立ち向かっていかなければなりません。
 サイクリングしまなみの大成功に沸く「サイクリングの聖地」しまなみ海道、瀬戸内しまのわ2014がもたらした人々の地域に対する愛着やひとの輪、日本のバルサを目指し、挑戦を始めた岡田メソッドなど、まさに、これからが本当の意味で故郷の底力が試される時でもありましょう。
 私も地域を歩き、皆さんの声をくみあげながら、今治市や上島町とさらに連携を深め、自らの原点である「人の幸せに貢献する政治」の実現と、持続可能な故郷の創生に向け、全力を尽くしていくことを、改めて決意申し上げまして、今任期最後の質問とさせていただきます。
 ご清聴、ありがとうございました!

>>答弁へつづく

 

 

 
 
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